『新・文學入門』見本できた!

okatake2008-06-17

昨日、夜、興居島屋を待ち合わせ場所に、工作舎石原さんから『新・文學入門』見本を受け取る。ついに出たか。石丸澄子さんの明るく楽しく気品のある装丁と造本。450ページ以上もある。あちこち工夫がほどこされ、対談本ながら、おつゆがたっぷり。何度、本を出しても、この瞬間の幸せは、ちょっとほかに比べようがない。
いち早く現物を見たいと来店していた糸織ちゃんも含め、4人で打ち上げ。楽しかった。
その前、音羽館で、広瀬くんから「こんなの、どうですか」と大正十二年の小型日記を渡される。全ページに書きこみがあるのが珍しい。「九月のところ、見てください」というので見ると、あっ、そうか。関東大震災のあった年なんだ。しかし、記述は醒めていて、ほかに出てくる地名などから、関西の人だろ思われる。「さしあげます」と広瀬くんがいうのでありがたくいただく。研究調査すべし。
ほかポケット文春松本清張『事故』は佐野繁次郎装丁は均一。常磐新平『アメリカン・マガジンの世紀』筑摩書房は500円。
帰宅して、ちょっと高いワインでまた一人乾杯。善行に電話で報告をする。