おそれいらずの鬼子母神

okatake2008-06-15

14日、西荻散策。「にわとり文庫」で『女子の古本屋』にサイン、イラストを入れる。ハルミンさんのひとり古書市も開催中です。ハルミンさんの似顔絵も描きました。
「デ」でCD3枚。ジャッキー・マクリーン初のリーダー作で、猫の絵のついたの。エリック・ドルフィー・アット・ザ・ファイヴ・スポット2。それから「マリー・アントワネット」のサントラ盤(2枚組)は、これ、欲しかったの。音楽がかっこよかったからねえ。
三省堂で今月末から始まる『新・文學入門』フェア用の古本を荷造りして、送る。50冊。また、あれこれ急に慌ただしくなってきた。
夜、アド街が「西早稲田」特集。このところ、副都心線開通で、やたら、沿線のことをやっている。穴八幡神社に樹齢1000年の木がある、なんて知らなかったよ。これだけ毎年、通っているのに、テントの下で古本しか見ていないのだもの。
この日は半分、寝たり、半分起きたり。漱石の『門』、安野光雅『君は大丈夫か』(ちくま文庫)、北尾トロ『男の隠れ家を持ってみた』(新潮文庫)傑作! と立て続けに読む。ほかの本も読む。読む。このところ、仕事用の関係資料ばっかり読んでたからその反動だ。
今日は、妻が留守で、娘を「おいしいものでも食べにいこう」とそそのかし、鬼子母神の「外市」へ。初めて行ったが、雰囲気のある神社だなあ。境内のあちこちに出店が、いい感じ。うまい具合に晴れて、乾燥しているのか、風がここちよい。「外市」は知った顔があちこちに。このあと、目白「ブ」、高円寺「均一展」を含め20数冊買う。「外市」では、「にわとり文庫」が、洋酒マメ天国を300円で出してるんだもの、こたえられませんよ。
高円寺の即売会は「均一」という文字にひっかかっていた。二日目の午後だったが、会場へ行くと、館内も外も「全品100円」だという。パラディさんに「気絶しそうや」と言うと、そうブログに書いておいてください、と言われたので書く。まずは土間均一で、無意識に値段を見てしまい、「そうや、値段、見んでもええんや」とつぶやく。それを横で娘が聞いていたらしく、あとで、「お父さん、ひとり言、いってた」と、ぼくのセリフを繰り返していた。親のひとり言を暗記するなよ。加えて「山本のおっちゃんやったら、どう言うやろ」とも。知らんがな、そんなこと。「山本のおっちゃんやったら」というのが娘の突っ込みのパターン。
館内を回っていると、帳場でおじいさんが、オヨヨ書林に「いつも100円か」とか「今度はいつやる」とか、しつこく食い下がっていた。オヨヨの弱り切った対応がおかしくて仕方ない。まるで、30年後の自分を見るようであった。
朝、早く目が覚めたので、BSの「わたしがこどもだったとき」みたいなタイトルの番組見てたら、「ガンダム」の富野よしゆきが出ていて、子ども時代を再現ドラマでやっていた。これがめちゃくちゃよくできていて、すげえおもしろいの。なんで、いままで見なかったのだろう。次回は財津一郎。これは、ぜったい見なくては。やっぱNHKだよ。