八王子「白い扉」での個展、オーナーの高橋さんは、決まれば仕事が早く、DM(告知ハガキ)の入稿も済ませた。ちょっと気分が高まる秋であります。
連続して夜は街へ、という日々で、昨夜は東陽町江東区文化センター」で「柳家さん喬独演会」を、落語四銃士の面々で鑑賞。脳天くんの知合いが会場にいて、加わってもらって酒場で打上げ。じつは今夜も落語会へ。
行き、東西線門前仲町」で下車。川を越えて「ブ」詣で。ここは、塩山御大御用達の店であるが、ほんとうだ、品揃えがいいや。『洲之内徹文集』とかいう、どでかい本もあった。3000円以上するから買わなかったが、門前仲町「ブ」はただ者ではない。新書をおとなしく一冊買う。向う途中に見つけた立ち食いソバ(といいながら椅子あり)へ入る。かき揚げソバが340円だったか、心配になるほど安い。しかも美味い。腹ごなしに二駅、東陽町までぶらぶら歩く。牡丹町商店街は、ところどころ、良さげな飲食店がある。幾つか橋を渡り、ここら一帯、まだ残る運河を越える。さん喬師と弟子喬太郎の本を読みながら、独演会に臨んだので、感激もひとしお。「寝床」と「唐茄子屋政談」の二席。どちらも、よござんした。この四銃士で、先月だったか、亀戸で「権太楼独演会」でも、やっぱりトリが「唐茄子屋」で、同じ小さん門下の二人を聴き比べる形になった。同じ話でも、細部の演出や、やりようが丸で違う。こういう聞き方は勉強になります。落語は頭にも心にも体にもいい。