はてなブログが終了と通知がきて、移転方法など告知があったが、ずらずらと意味不明の文字が並び、お手上げである。まったく読む気がしない。これで止めてしまってもいいが、また、誰かに相談してみよう。
幕末の歌人・国文学者に橘曙覧がいる。「荒和祓」の題で「明日よりは 夏の暑さも あらびこじ なごみわたれり 瀬瀬の川かぜ」という歌がある。「荒和祓」とは聞き慣れないが、岩波文庫注によると「六月の晦日に半年間の罪や汚れを払い浄める大祓の行事」だという。ここで言う「明日」はもう旧暦の七月。秋、である。いまだと9月がちょっとそんな感じ。「あらびこじ」は荒々しくならないの意で、「瀬」は浅い流れを指す。橘には「ほととぎす 啼きて来ぬべき 夜のさまを 軒に知らせて うち薫りつつ」の歌もある。子規に激賞された歌人である、と全て岩波文庫の受け売り。