okatake2018-07-13

昨日は夕方近く吉祥寺。ずっと書評の仕事をもらってきた某誌の編集者二人と、初めて顔合わせの懇親会。少し早く着き、駅ビル内に入っている「ユザワヤ」へ。画材が揃っていると知り、行ってみると、むむむの充実度に驚く。油絵の道具、高橋さんから古いのを貸与されているが、絵具を溶く油や、その他、揃っていないものがあり、それを買いそろえようと思ったが、あまりに種類が多過ぎて、目移りする。5000円強で、基本的なものが揃う入門セットが売られており、これを買う。いよいよ、である。キャンバスも額もイーゼルも、とにかく「ユザワヤ」へ来れば全て揃うことがわかる。古本センターへ寄る。いちばん奥の壁コーナーが大判の画集、写真集、図版。欲しいものはなかった。待ち合わせに「バサラ」前を指定したが、バサラお休み。指定の居酒屋で、40代前半の男性編集者二人とあれこれ話す。あわよくば仕事につながればという下心もある。いやな渡世だなあ。軽い味覚障害があり、なにを食べても、あんまりうまくないのなり。辛い、甘いというわかりやすい味は感じるが、それだけだと「美味い」と感じないものだ。「美味い」って、何だろう。
松本清張ゼロの焦点』ほぼ、読み終える。北陸へ行きたくなる。江藤淳文芸時評は、2回が1回になった、と書いたが、1975年にまた2回に戻っている。村上龍『限りなく』を、木っ端微塵に否定。すさまじい筆法にたじろぐ。三浦哲郎の短編を大いに評価している。カバンの中には田中穣『生きる描く愛する』を入れる。42名の画家の代表作を、人物像を含め紹介。見るキャリアが生きた、これはいい本なり。図版もきれい。表紙になった小倉遊亀「愛する」の愛らしさ、美しさにほれぼれする。