盛り上げ過ぎると、ガクンと低調になる。一つことに集中すると、ほかに気が回らない、ということもある。地下の室温は27℃。いまのところ、これ以上は上がらず、冷房も使っていない。江藤淳文芸時評をパラパラ読み返していて、感じること多し。1970年代半ば、江藤はしきりに文芸の衰退をボヤイている。川端の自殺、60過ぎて森敦が芥川賞を受賞する、という事件もあった。野呂邦暢を終始、高く評価している。小川国夫、丸谷才一はボロクソ。この時期、毎日新聞文芸時評が上下二回から一回に減った。昼飯食いがてら、ぶらぶらと自転車で国分寺へ。駅前ビルのショップも、オープン当時のにぎわいも、少し落ちついたか。本多図書館は、画集が充実していることに今回気づく。小杉小二郎の画集を眺めていたが、静物画が色づかいを含めなんともいい。軽い熱中症にかかり、終日ベッドで寝ていた。相撲も見ない。こうして死ぬこともあるかしら、と思う。