盛林堂+古ツアコンビに、本の整理に来てもらい、リビングに積み上がっていた本の山を、昨日、盛林堂さんに買取りに来てもらう。ついでだから、追加で、処分するため本を本棚から抜き出す。二重になった、落語演芸関係の本棚から9割方抜き出し、段ボール10箱分ぐらい、一挙に押し出す。リビングに積み上がった本も、8割方売るつもりで、どんどん仕分けし、それを盛林堂さんが急ピッチで判型ごとに分類し、どんどん縛っていく。2時間近くかけて、どうやら大山を崩し、ガレージに入れてもらった盛林堂号へ積み込んで行く。ワゴンがいっぱいになった。こんなこと、盛林堂および古本屋さんは、毎日のようにやっているのか。そう言うと、盛林堂さんが「○○さんのところは、この数十倍あったんですよ」と言う。しかし、本を売るのはいいことだ。こうしてどんどん本に未練がなくなって行く。今年中にあと何回か来てもらって、本棚にのみ、本が詰まっているという環境を整えたい。汗を何リットルかかいて、虚脱。シャワーを浴び、国立「ビブリオ」へ。某媒体が「中川フォーク20回」を取り上げてくれることになり、五郎さんが取材を受ける。ぼくはオブザーバーで横に座っていただけ。夜は、国立「ロージナ」で編集者と落ち合い、ビール。ある提案を持ちかけられる。ありがたい話だが、やれるかどうか自信がない。「王将」「レッドトップ」と流れて、この日が終わる。夜中、吐いてしまった。さすがに疲れたか。
洲之内徹佐藤哲三について書いた文章に、新潟の「沼垂(ぬったり)」という地名が出て来る。前読んだ時はスルーしたが、今は、それがどこか、どういう町かわかっている。木山捷平の文章を再読すると「新発田」が出てきて、こちらも、今はどういう町かわかっている。旅の功徳であろう。母と知人から手紙が来る。
「駆けて 叫んで それから跳んで 何も考えず 何も考えず きれいに笑っていたいんです」と、吉田拓郎「暑中見舞」(作詞/岡本おさみ)の歌詞について、考えている(記憶で書いて表記は違っているかもしれない)。夏になると吉田拓郎御伽草子」、ストランヴィンスキー「火の鳥」、マイルス・デイビス「ビッチズ・ブリュー」が聞きたくなる。