関西より本日帰還。3泊4日。大学時代の友人たちとの飲み会、小学校の同窓会はぼくは50年ぶりのクラスメートとの再会、家族会、3泊とも善行邸にすっかりお世話になった。最後の夜は、善行と3時間半を2人でカラオケ。やっぱり帰宅すると、いろんなことがあったなあ、疲れたなあ、という感じであります。
京都駅で少し指定を早め、伊勢丹の飲食から土産物まで売っているショップで、「文蛾の今日も一日おきばりやす」という、京のおばんざい弁当を買って、のぞみ車内で食したが、これは秀逸な弁当だった。これからは、京都で買う弁当はこれにしよう。新幹線京都駅内のショップで「阿闍梨餅」をお土産に。前々々日、京都駅に降り立った時、別のショップで「阿闍梨餅」行列のプラカードを店員が持って立つほどの人気であった。売切れていたこともあったのだ。
今回、帰京予定の6日の指定が満席で取れず、いちにち延ばしたわけだが、おかげで6日、嵐電さんぽふくめ、京都を味わうことができた。新装なった老舗ジャズ喫茶「ヤマトヤ」でもコーヒー飲みながらジャズを。そうそう、出町柳がいま、観光スポットになっていてにぎわいを見せているのも目撃。古本屋二軒に寄って、これで次々回の「古通」原稿も書けそうだ。
滞在3日ともにお通じがあって、用が済ませられたのもよかった。尾籠な話だが、長く、ぼくは旅行先で排便ができず、便秘のまま帰京することが多かったのである。帰ってから苦しい思いをしたものだが、ヨーグルトを食べ続けて整腸環境がいいのと、あと、静かな便所を探すコツを覚えたのも大きい。デパート、図書館、美術館、あるいは京都駅でもエレベーターで上に上がり、端っこにあるトイレが狙い目。
京都は、意外や、バスの渋滞少なく、わりにすいすい移動できたのも、今回、オドロキであった。何が変わったのだろう。観光客は倍増、というほど増えているが。一日バス乗車券は500円が600円になったが、通用エリアが広がり、たとえば京都発「5」番の岩倉行きは、以前なら、一日乗車券が通用するのは一乗寺あたりまでで、修学院やその先は追加料金が必要だった。東奔西走した5日には、数えたら6回、乗りついでいた。一回100円ということになる。小銭を用意しなくていいのもいい。
いやあ、いろんなことがありました。善行堂にも2度、超時間滞在。いつも本を買わないのは、悪いなあと思いつつ、ジャズのレコードを聞きながら、ときおり、ぼくのことを知るお客さんと言葉を交わしたり。善行堂の丁稚みたいになるのだった。