本日は角田光代さん生誕の日。おめでとうございます。共著『古本道場』の相方として(いつまで言うてるんや!)、寿ぎたい。ぼくも3月(28日)です。
週刊文春編『フォークソング されどわれらが日々』を読む。南こうせつ、りりィ、NSP、三上寛山崎ハコなど。なぎら健壱が、この本の中で「アタシだったら、こんな人選は絶対にしませんね」と言っているが、え、これが「フォーク」かよと思える人も入っている。ビリー・バンバンカルメン・マキ、シモンズなどを指しているか。まあ、それは仕方がない。友川かずきの本名が「及位典司」だと知る。これで「のぞき・てんじ」と呼ぶ。いやあ、やっぱり「のぞき」はイヤでしょう。友川も絵も描き、洲之内徹『さらば気まぐれ美術館』にも登場するが、このインタビューを受けた頃、インターネットで絵を販売していた。その方が楽、だというのだ。南こうせつが上京し、最初に住んだのが大森、というのもチェック。山口文憲さんによる、「本の話」に掲載された書評のコピーが挟まっていた。山口文憲さんが、べ平連にいた流れで、あの新宿西口広場のフォークゲリラに参加し、資料映像が流れるたび、若い日の文憲さんが映るというのは有名だが、チューニングのできない者のため、開演前に、ギターをずらり並べて、文憲さんが片っ端からチューニングしていた、という。文憲さんは音楽大学浪人崩れで楽譜も読める。当時出たフォーク歌集の楽譜を、テープを聴いて一冊分、アルバイトで採譜したこともある。