湿っぽい空気だ。3月の新しい週が始まった。
遅く目覚めたのは、深夜、リビングに閉じ込めているネコ2匹が、どうやって抜け出したか、寝室までやってきてミャアミャアとエサを催促し、起き出し、エサをやる。それでもう眠れなくなってしまった。諦めて、リビングでハイボールを飲みながら『さらば気まぐれ美術館』をずっと読んでいた。明け方、新聞が届く頃、また寝て、それで起きるのが遅くなった。空は曇り、どんよりしている。
昨日は国立「ビブリオ」の、半世紀前のステレオがある部屋を借りて、「赤旗」の「昭和歌謡」対談を相棒のI氏とする。いつもながら、念入りに調べつくしたI氏の調査、分析に圧倒される。それにコレクションも。終えて、カフェで少し雑談。
今日は午前から父カレーを仕込む。ずっとこのところ、トキワ荘跡を再訪したい気持ちが募るが、石森章太郎が通った喫茶「エデン」、レコード店「目白堂」も今はない。「目白堂」は2007年10月まであったそうで、もっと早く調査していれば、行こうと思えば行けたわけである。失敗した。こういうことよくある。思い立ったが吉日である。「トキワ荘お休み処」ではグッズも販売しているが、「トキワ荘」と入ったビニールのスリッパが売られているらしい。これ、欲しい。3月中のどこか、行って来よう。そうか、「新潮講座」で歩く手もあるな。
最寄り駅から椎名町まで、これまで新宿へ出て池袋、西武池袋線へ乗り換えて、という頭しかなかったが、検索すると、武蔵野線で新秋津、歩いて秋津から椎名町だと、前者のコースより多少時間がかかるが、130円も安く行ける事を知る。なるほどなあ。