朝、早起きして(というより尿意で目覚めるのだ)、「サンデー」原稿を書く。『卑劣犯』『世界の終わりの天文台』など。
数日前から、地の底からひきずりこまれるように、頭のなかに「みゆき、みゆき、服地はみゆき〜」というCMソングが鳴っていて、あれ、なんだったんだろうと検索すると、美幸毛織という紳士服地メーカーのCMであった。洗脳されそうな不思議なメロディーの作曲はなんと山本直純、歌唱はボニージャックス。「ミユキ野球教室」でかかっていたのだな。「××だったら知っている」の「××」がちゃんと聞き取れず、なんだかわからなかったが、「紳士」だと知る。子どもだったからねえ。「しんしだったらしっている」が「紳士だったら知っている」とは気づかなかった。それを含め、フシギな曲であった。「パルナス」(中村メイコ)はもの悲しくなる。
「じゅん散歩」のムック本を買うと、古書一路さんに高田純次が行っていた、と知る。ぶらりと通りかかって、発見して入れるようなお店じゃないから、行き当たりばったりに見えて、やっぱりリサーチしているのかな。しかし、高田純次のいいかげんさは、本当に素晴らしく弟子になりたい。「いやあ、うちの息子にも見習わせたい。あ、うち、息子いないけど」みたいな。