画家の武藤良子さんが、例によって、観察の鋭い、風景が浮かび、読む者の心に沁みるいい文章を書いている。このブログのエッセイ、どこか、まとめて本にするところはないだろうか。
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芥川・直木賞候補発表。木村紅美さん、宮内悠介さんと、知り合いが二人候補になっている。複雑な思いだが、両者とも、となればいいなあ。芥川、直木とも女性の活躍が目立つ。「セカイノオワリ」の「サオリ」と言われても、まったくピンと来ない。フランク永井がどうした、イーデス・ハンソンが、と話題にしている拙者でござるからな。
今日は午後から所用ありて、都内をいったりきたり。詩集は古本市でほとんど手放したが、残った諏訪優詩集『田端事情』(サイン入り)を読んでいて、墓はどこにあるのかと検索したら入谷「法昌寺」と知る。福島泰樹が住職の寺、だっけ。たこ八郎地蔵がある。立松和平中井英夫も眠る。この近くに、深川から移転した「古書ドリス」がある。そうか、「ひよっこ」で、前田社長をやったのは諏訪太朗諏訪優の息子だ。入谷はあんまり知らない。ここで冬、栗を焼いているという。入谷栗焼き(イリヤ・クリヤキン 注/「ナポレオン・ソロ」の相棒)。
早坂暁さんが亡くなったが、渋谷でホテル住まいしていた早坂さんにインタビューしたことがある。何を聞きに行ったんだっけ。