北九州では旅館朝飯(和食)続きで、和食朝飯に慣れてしまい、今朝も和食。昨日は、「古通」締め切りがデッドラインで、急きょ「みちくさ市」を取材する気持ちで回る。北九州では無名の私も(「雲のうえ」トークで、お声掛け下さったご夫婦がいて、うれしかった)、ここへ来れば有名人で、あちこちで知り合いに声をかけられ、地回のヤクザみたいな気分になる。あれこれ書きたいことあれど、「古通」に回すため我慢し、今朝、早起きして原稿にまとめて送付。やれやれ。「旅猫雑貨店」へも久しぶりに寄ったが(向いのおでんやさんが無くなっていた)、金子さんは留守。移動のお伴はカズオ・イシグロ浮世の画家』中公文庫。敗戦直後の長崎(と思われる都市)、隠居した老画家と生き遅れた娘・紀子の縁談話……というと、小津映画みたい。しかし、いいです。
谷川俊太郎・尾崎真理子『詩人なんて呼ばれて』新潮社、梓澤要『画狂其一』を「サンデー」用に、ガシガシと読む。
時事通信、中村稔『故旧哀傷』書評を送付。詩集の棚に行って、中村稔の詩集を探すと、青土社から出た全詩集があった。へえ、こんなの持ってたか。「みちくさ市」で、古本サンタことイソガイさんと遭遇し、12月9日の古ツアさんとの古本市に「詩集をたくさん出して下さい」と言われたので、どっさり詩集の棚を空にするつもりで出すことにする。
昼食後、父カレーを作る。今日は外へ出ない。