検索していて、偶然見つけた詩人の入沢康夫ツィッターに〈「九分九厘までの忘却が一人の五十男を/からうじて支えてゐる」と、三十年前に私は書いた(『死者たちの群がる風景』)。  しからば今は、「九分九厘九毛の忘却が一人の八十男を・・・」と、書く事になろうか。〉とある。「九分九厘」の一節は、かつて大岡信『折り折りの歌』で知った。年を取れば、もの忘れがひどくなるが、忘れることを嘆いてはならない。
「アカハタ」試写室は、クドカン脚本、小泉今日子ほか豪華女優陣による連続ドラマ「監獄のお姫さま」を書く。森下愛子が出ている。拓郎が「ラジオでナイト」で「奥さんがドラマの撮影で、おれ一人なんだよ」と嘆いていたのは、これか。そんなに、いつも一緒にいたいんだ。
雨に閉じ込められ、家でゴンチチ(FMNHK)を。散歩に出られない。