夕べ、光文社知恵の森文庫に収録される増補新版『蔵書の苦しみ』再校ゲラを、担当のHさんに手渡す。急いでいるのでPDFで、というのを、無理にプリントアウトの紙ゲラを作ってもらったのだ。余計なお手数をかけてしまったが、このかたちでないと安心できない。こんなポンコツだと、そのうち、仕事が来なくなるかもしれない。
開放された気分で、「ブ」にて、あまり買わないようにしている雑誌二冊。「芸新」の江口寿史特集と、「男の隠れ家」小さな出版社特集。後者、「夏葉社」ページに、ぼくが編をした庄野潤三『親子の時間』が、大きい書影とともに紹介されている。出たばっかりの時だったのか。日本全国くまなく、小出版社が紹介されているが、編集工房ノアが見当たらない。何か理由があるのか。
何か理由があるのか、で言えば、NHK「ブラタモリ」の書籍(間違いなく売れる保証付き)が、お膝元NHK出版ではなく角川書店から出ているのも、ちょっと「?」である。 
「じゅん散歩」で「羽村」を高田純次が歩いていた。ひさしぶりに「羽村」を歩こうか。水車のある古民家カフェが登場。例によって、いい加減なことを高田純次が言っている。たまたま一緒に見ていた娘に「高田純次が理想や」と言うと、「高田純次がお父さん? イヤや」と言う。