善行堂が8月末、夏葉社イベントと世田谷ピンポンズくんの5周年ライブにあわせて上京するというので、電話して、滞京中のこと少し打ち合わせ。急きょ、八王子にできた古本屋「むしくい堂」で、28日(月)夜、二人でトークをすることになる。詳細は追って。夏葉社から出る山本善行編の『埴原一亟 古本小説集』と、『人生散歩術』を中心に、本や読書の話をしたい。「むしくい堂」を応援するという意味もある。
午前、「たまらび」の依頼原稿を書いて、「古通」の今月分に着手。こちらは「河野書店」、うまく行けば「古書明日」にも触れたい。昼はスパゲティナポリタンを作って、テレビをつけたらサバイバル登山家・服部文祥が家族でサバイバルな山旅をする番組を放映中。おお、と思ったのは奥さんの小雪さん、娘の秋(しゅう)さんを連れての旅なのだが、ぼく、独身時代の小雪さんに取材したことがあるのだ。二十年ぐらい前か。あまり書くとプライバシーに触れるので、最小限で書けば、服部小雪さんのお母さんが知り合いで、教育誌の教師を取材するページをぼくが持っていて、それでお願いして、教師をしていた小雪さんに登場ねがったということだ。色が白く、繊細な印象なメガネ美女であったが、今もそのまま。教師は辞め、イラストレーターとして活躍しているようだ。山菜を摘み、ヘビや蛙を食らい、イワナやヤマメを釣って料理する服部「サバイバル」文祥のようなワイルドな男性と結婚されるとは、二十年も前、想像つかなかった。でも、男女の結びつきとは、そういうものだ、という気もするのだ。
8月は27日(日)がネギシアター、28日(月)が「むしくい堂」山本善行岡崎武志トーク、29日(火)が世田谷ピンポンズくん5周年記念ライブ、30日(水)が「サン毎」著者インタビューで安野光雅、31日が「ますく堂」移転記念、世田谷ピンポンズ&岡崎武志トークライブと埋まってきました。並行して、国立nonowaペーパーウォール、吉祥寺パルコブックセンターでコーナーを使ってのミニフェアが展開される予定です。
芥川賞受賞作、沼田真佑『影裏』を読み始める。