涼しい。室温27度、湿度75%。用があって、ネットで映画「人間の証明」を荒っぽく視聴。左右逆転した映像。松田優作ハナ肇が居酒屋のカウンターで飲んでいると、どういう役か、大滝秀治と佐藤蛾次朗が入ってきて、「いやあ、西條八十はそんなものじゃない。象徴詩の紹介者」うんぬんと大滝が言う。そして、「母さん、あの帽子、どうしたでしょうね」と暗誦する。まったくない、とは言えないが、いや、確率としてはかなり低いできごとである。
先日の「朝日」の広告記事で、「砂の器」について、森田健作が語っていた。野村芳太郎監督は演技など、まったくホメることはなく、たった一ヵ所ホメてもらえたのは「瓜を食べるシーン」。「うまそうに食ってたね」と言ったそうだ。