ただいま室温27度、湿気80%。昨日、眠れずに枕元のミニ本立てに並べている「サン毎」書評用のなかから、樋口有介『あなたの隣にいる孤独』を取り出し、一気に読了。最初、DVがからむ悲惨な事件ものかと思ったら、調子が違う。川越の町が細かくひんぱんに出てくる長編。川越市民必読。
ちくま文庫の新刊、山田英生編『ビブリオ漫画文庫』の表紙に、うらたじゅんさんの絵が使われ、それがぼくの所持する絵だったために、筑摩書房に貸し出されていたのを、受け取るため、A氏と待ち合わせ、「王将」飲み。餃子が無性に食べたくなったのだ。A氏とのつきあいも長くなった。いろいろ話す。大人の休日倶楽部パスをすすめる。
『人生散歩術』関連で、同時多発的にイベント、トーク、フェアなど話がある。できるだけ引き受け、踊りたい。「河原で見た花火 夢はつかのまだと自分に言い聞かせて」というユーミンの歌のフレーズがひんぱんに頭をもたげ、気が付いたら、同じところを何度も歌っている。ときどき、こういうことあるな。何かあるんだろう。
3ページ分の「夏の読書」ページを書いて、夏の合併号で一週休みかと思っていたら、今週またレギュラーのページの締め切りがあるという。『あなたの隣』はそれであわてて読んだのだ。長嶋有『もう生まれたくない』も候補で、しばらく読んでいたが、どうも頭に入って来ない。いつも面白く読むのに、なぜだろう。