本日は「中川フォーク」13回。ゲストで大阪からパギやん(趙博さん)を迎える。すでにほぼ満席(うれしい)で、女性客が多いと十松くんが伝えてくれた。呼び方は「パギやん」でいいのだろうか。「パギやん」さん、と言うと「アグネスチャン」さん、みたいだし。生まれ月はわからないが、パギやんは1956年生まれで、遅行きならぼくと同じ学年だ。事前準備として『ぼくは在日関西人』(開放出版社)を読んでメモを取る。来月、最後となる「新潮講座」読書会『三四郎』の準備も始める。本郷について司馬遼太郎街道をゆく』を再々読。多くの事を教えられ、頭とメモに刻む。「元来、江戸というのは、そこでうまれただけで自慢になる都市で、この点、ロンドンやワシントンとはなはだしくちがっている」という。明治40年の1円が、いまならいくら位か、ということで、あれこれ見ると、幅がある。大工の手間賃一日1円、というが、人件費は、今より安かったかもしれない。そば・うどんが3銭。まあ、1円はいまの1万円とあっさり割り切って、だいたいの感じをつかむことにしよう。果てしなく勉強が続く。
昨夜、風呂で読む用に、「ブ」で108円で買ったコンビニコミック『鬼平犯科帳』を読む。密偵おまさ、登場シーンがある。そうか、そうして鬼平密偵になったのか。そういえば、以前、われわれの集まりなどによく顔を出していた邦楽通の「密偵おまさ」を名乗る女性がいたが、どうされておるだろうか。若き日の鬼平の姿も、この巻では登場し、知らなかった幾つかを知る。その連想で思い出したが、CSミステリーチャンネルで視聴した、コリン・デクスターが創出した「モース警部」の若き日を描いたドラマが面白かった。モースはオペラ歌手でもあり、音楽に造詣が深く、そこから事務方でありながら捜査に乗り出し、謎を解く。これはいい出来でした。