先日の「山田太一を語る会」は充実して、たいそう楽しかったが(記録して文字化したいぐらい)、なかで北條くんが、『想い出づくり』に登場する古手川祐子の父親・児玉清の役名が「武志」であり、しかも岡崎洋品店だから、「児玉さんは、岡崎武志なんです!」と発言してくれた。オヨヨ!と心がどよめいた。会場に来ていた「週刊ブックレビュー」時代のDだったMくんが、トークが終わってから「ぼくもそのこと、児玉さんに指摘したことあるんですが、そこまでちゃんと覚えておられなかったようです」って言ってくれたが、まあ、当然だろう。ちなみに児玉さんは「『想い出づくり』は柴田恭兵(が光っていたドラマ)」とおっしゃったそうだ。
昨日は目黒区緑が丘へ、林哲夫花森安治を語るトークへ行ってきた。古民家を使ったような雑貨店+ギャラリーのようで、始終ひとが出入りしている。その一室で、壁にプロジェクターで画像を投影して、ノンストップで2時間、林さんが花森の生涯と、デザインワークを解説する。これはもう、ショーとして出来上がって完成している感じであった。会場に来ていた石神井、月の輪両巨頭、手強いコレクターNくんとも語る。ちゃっかり林さんから、阿佐ヶ谷在住時代の古本屋体験について取材する。「匂い」「音」についての古本屋体験は貴重で、新鮮だった。帰宅してすぐ原稿にまとめ送付。翌日、つまり今日の午前中、火が噴き出るような勢いで、『中央線古本屋地図(仮題)』の、我が中央線古本屋回想記を16~17枚ぐらいノンストップで書く。これも午前中に送付。右腕をもみもみ。
やっとこれから、「AERA」の「読書deys 3」を書く。桐野夏生『夜の谷を行く』もあっというまにメモ取りながら2日で読了。連合赤軍事件に参加し、生き残った初老女性の過去と現在を描く。すばらしく面白く、引き込まれた。さすが、桐野夏生である。映画化の可能性大、である。これをメインに「サンデー」5本を選書する。
今週末、国立「ビブリオ」で、第八回目となる昭和歌謡を、シングル盤で聴き語る会が開かれます。かなりお席が埋まってきましたが、当日キャンセル分と若干席が空いております。16時スタートで、そのまま打ち上げになだれ込みます。興味のある方は、「国立ブビリオ」「45回転の人々」で検索下さい。右腕をもみもみ。
「新潮講座」第三期「岡崎武志さんと読む新潮文庫」読書会 こちらの方も、よろしくお願いします。
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