本日、中公文庫新刊で『古本道入門』が書店に並びます。5年前に出した中公ラクレ新書版の文庫化で、この5年の推移を含め、加筆した改訂版であります。森英二郎さんの版画を使ったカバーを含め、新しい気持ちの入った文庫になっております。よろしくお願いします。
http://www.chuko.co.jp/bunko/2017/02/206363.html
夏葉社の新刊は詩集。尾形亀之助『美しい街』だ。本文内と表紙に松本竣介のデッサンをあしらった、簡素で清潔な造本と装幀。尾形の詩は、どれも短く、すっと入ってすっと出て行く、その部屋の気配を感じる、というような作品ばかりだ。同じ短詩に八木重吉がいるが、尾形の詩にはひとひねり加わっている感じ。こういう詩集をカバンにしのばせ、中央線普通列車に乗って、気が向くまで、どこまでも行きたい。能村みね子の巻末エッセイも、語り過ぎずによい。これまでよくわからなかった能村のどこかに触れた気がする。http://natsuhasha.com/news/utsukushiimachi/
なんだか眠たくなってきた。でも、こんな時間に寝ない方がいいだろう。夜まで眠気をためて、すとんと落ちるように眠りたいからだ。