中公文庫入りを果たす!

okatake2017-02-16

昨日、出かけようと思ったところに、宅急便。おお、2月20日発売の岡崎武志『古本道入門』中公文庫の見本10冊が届く。包みを開くと、田村書店の店頭均一を見ているぼくらしき男を描いた森英二郎さんの版画のカバーが見える。背には中公文庫の文字。かつて「スムース」で『中公文庫特集』を組み、中公文庫研究を続けてきた(さいきん、さぼりがち)者として、特別な感慨がある。とうとう、中公文庫スクールに席をもうけられたか、という。もう、あんまり思い残すこともなくなった感じだ。
昨日、出かけたのは荻窪のとある喫茶店。古ツアさんのブログを読んでいただくとわかるが、そういう企画が進行中で、荻窪古書店の重鎮、岩森書店さん、竹中書店さんに話を聞く。古き中央線沿線の古本屋の話など、そうだったのかあ、という内容が続出。興奮して調子を上げると、岩森さんに「声が大きいよ」と制せられる。これは職業病で、ボイスレコーダーを相手側に向けて取材するから、自分の声を拾うため、大きめに喋るクセがついている。そこで、すぐ声が大きくなる。岩森さんはぼくとたった2つ違い(歳上)だが、大学一年から店を継いだため、業界、長い。80歳ぐらいの重鎮と喋っている感じになる。竹中さんからは「おかざきさん、わたし、ラジオいつも聞いてましたよ」とうれしい言葉をかけられる。「森本毅郎スタンバイ!」のことだ。
http://furuhonya-tour.seesaa.net/
ドーナツボーイズ連載新作もよろしく。昭和歌謡が予言する未来、SF篇です。イラストもぼくが描いております。実物より発色がいいのに、いつも驚いています。
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