快晴、あたたかい。「サンデー毎日」連続企画「昭和のテレビ」で、一年越しに取材依頼をしていた水前寺清子さんに、本日、お目にかかってお話をうかがうことができた。「DO YOU? SATURDEY」というBSフジの情報番組のMCを水前寺さんが担当されていて、その収録が終わったあと、一時間もらって、あれこれ聞く。くわしくは、3月予定の「サンデー」をお読みください。
お台場へ行くには、新橋からゆりかもめ、というのが順当だと思っていたが、今は、埼京線りんかい線というのが走っており、新宿から直通で、フジテレビ近くの東京テレポート駅下車というのが便利。交通費はそれほど差はない。この湾岸エリアに立つ建てものは、どれも巨大で、前も書いたが、人間がひどく小粒に見え、縮尺比率がうまく身体になじまず、歩いて歩いても、茫漠たる思いになり、つまり気持ちが悪い。しかし、海外からの、も含め観光客が多数あそびに訪れるエリアでもある。何を好き好んで、と思う。富士塚も古本屋も立ち食いソバもない。
帰り、西荻下車。盛林堂均一で3冊。溜った時点で、もらっている古書店シールも、またもらう。ありがたい。音羽館はバイト一人になり、つねに広瀬夫妻が店にデバっている。『気がついたら』を10冊注文してくれて、それにサイン、落款、書名、そしてイラストを入れる。全部、違うバージョンになっております。まだお買い求めでない方がいらしたら、ぜひ音羽館へどうぞ。
水前寺さんの取材は50%超えの驚異のドラマ「ありがとう」について。事前に、できるだけ、徹底的に調べる。そしてノートを作り、要点をまとめる。これは大変といえば大変だが、いっこう苦にならない。いろんなことが次々出てきて、それを知るのが楽しい。もっと知りたいと思う。そう考えると、この仕事、自分に向いている気がしてきた。いまさら、ナニをと言われそうだが、改めて、そう意識することもなかったのだ。しかし、そうか、自分はこういうことが好きなのだ、とわかる。この嗜好を、いい方向に導いてやりたい。やるべきことは多いのだから。