午後、西荻へ。それにしても陽射しが強く、いい天気だ。盛林堂の小野くんに挨拶し、ちょっと打ち合わせをと思ったが不在でフミさんに挨拶し、岡崎棚に少し補充。均一で宇野亜喜良装幀に引かれ、函入りのロビン・モーム『十一月の珊瑚礁』新潮社を買う。こんなの見たことないや。著者はあの、サマセット・モームの息子のようだ。
休店中の音羽館へ連絡し、広瀬くんがいることを確認し出向く。通路には本がいっぱい積まれてあるが、23日にオープン予定だという。二カ月近く休んでいたことになる。音羽館の店内に大きな変動はない模様。いちご大福をごちそうになりながら、ちょうど音羽館倉庫に借りているマンションの部屋を改装中の中村「古本界の紋次郎」敦夫さんがいて、一緒にあれこれ話す。
「タイトル」「青いカバ」、八王子にオープン予定の「むしくい堂」、それに「雲波」など。すべて中村さんが手がけた店舗なり。中村さんが、古本屋内部の事情通なのに驚く。
その前、「ささま」に寄り、フジタくんとコトバを交わす。もう「ささま」に勤めて丸4年になるそうだ。ちょうど山本周五郎青べか物語』を読んでいたのだが、「ささま」均一に、浦安郷土史みたいな本を見つけて奇遇に驚く。「ブラタモリ」でも浦安へ行っていた。どうも、浦安がぼくを呼んでいる。
夕方、最寄り駅に帰還。内科の定期検診と薬をもらう。少し痩せないと。