昨日「本の散歩展」の二階本会場で、目につくものを手に取ってみたが、心と財布事情にぴたっと来るものがなく、途中から、少し投げやりになっていた。一階で買ったのも三冊で、もう少しと思ったが、無理に買おうとする気持ちもいつか失せていた。買えないなら買えないでいい。それでも充分楽しいのだから、と自分を慰めるように思ってみた。買う、買わないの間に、大きな開きがあるわけではなく、それは紙一重だとも言えた。じっさい、買う日は、いくらでも買える気持ちになるのである。一路さんが骨董までいかない、古道具(湯のみや猪口)をたくさん出していて、そのなかで、日航が外国人搭乗客に配ったらしい、背広のポケットに入るぐらいの書のセットがあった。筆は二つに分れ、継いで使うタイプ。小さな硯、小さな水入れ、小さな墨がついて、英文の使用法が書いた紙が入っている。未使用である。新刊が出た時、jpicの講座で著書を売る時、サインを入れるのに、一つ、こういうものが欲しかった。500円は手頃でこれを買う。けっきょく二階で本は買わなかった。
「ギンレイ」で「神様メール」。予告編から、これは相当おもしろいぞと張り切ってでかけ、おもしろくないわけではないが、やや奇をてらい過ぎかと思われる点もあり、神様をおちょくるというインパクトの強さが、無神論者の自分には、あまり応えないのかも知れないぞと思う。よくわからない。「アメリ」のことを思い浮かべながら、あっちの方がファンタスティックであったという気がするのだ。「神様メール」ファンの方で、気に障ったらごめんなさい。
来る「第10回中川フォーク」は予約で満席となりました。ご予約、ありがとうございました。北八王子に都市機構研究所があり(周辺は精密機械の工業団地)、「集合住宅歴史館」なる施設があることを知り、大いに興味を引かれる。しかし、開いてるのは午後の3時間ほどで、土日祝が休みで、予約制だという。しかし、なんとかして足を運びたい。