今年10月オープンンの古本屋、守口「たられば書房」ホームページに、9月24日イベントの告知が出ております。ちょっと覗いてみてください。山本やぼくが守口高校へ通っている頃、まだ京阪は地上を走っていた。
http://tarareba.jp/free/0924
神田古書会館「愛書会」で、向井啓雄『特殊女性』文藝春秋新社、を買う。売春問題の研究。状態(カヴァー)が悪かったので、安かった。
夜「かつしかシンフォニーホール」で、家内と「布施明」コンサートを聴く。実力者が歌い、歌い、歌う、気持ちのいいコンサートだった。最後の「マイ・ウェイ」とショパン「別れの歌」にイタリア語で詩をつけたカンツォーネ風の天地を震わすような歌唱に圧倒される。この2曲で、じゅうぶんチケット代の価値はあった。「別れの歌」のあと、布施が「さようなら」と言って幕が降りて、アンコールはなし。会場はざわついたが、これも見識だと思う。あのラスト2曲でコンサートはみごとに締めくくられていて、わざわざ、また出てきて余韻を壊す必要はない。やらせ「アンコール」について、誰かが、何か卓見を言っていないだろうか。しかし、京成青砥から、帰り道は遠かった。来た時よりも遠かった。