okatake2016-07-16

さわやかな朝なり。蚊が一匹、ぷーんと目の前を。録りだめた映画を、ディスクに移す作業を、家内の指導のもと行う。やってみればカンタン。BSの小津、「晩春」と「秋刀魚の味」を。
「優しい玩具 吉松隆ギター作品集/福田進一」を聞きながら。これを最初に聞いたのは「善行堂」だ。その善行堂との、8・11イベント、けっこう予約が入り、残席少になっている由。「ディラン・セカンド」25名なら余裕あり、ぎりぎり35名は入ると聞いたが、どうなるか。白石が動いてくれて、同級生もたくさん来てくれる。うれしい。守口高校愛を語りたい。守口愛は、9月の「たられば」トークに残しておこう。
昨日は、小雨のなか、五反田へ。ガレージ均一では、けっこう黒沢書店から買う。富山「越中書林」の値段票もついた本をいくつか。『古本屋地図』を見ると、「総曲輪通りにあった」由で、「移転して、目録専門に転換した」とある。これが2001年のこと。その後、閉店されたのだろうか。写真右の『なぞなぞ一千題』は大正元年の本。「富士の白雪とかけて……不義理の借金と解く」、その心は「積もり積もりて姿を隠す」。というような、「なぞかけ」が「一千題」は大げさで、「二百」載っている。小型軽装本だから、着物の袖などに忍ばせ、お座敷で芸者遊びで使われたものだろう。「どうだい君奴。わかるかい。わからないなら、さあ、ぐっともう一杯」「○○さん、もう堪忍え」。赤いドリルさんが、多種シングル盤を100枚ぐらい、一括500円で出していた。迷った末、買って、送ってもらうことに。送料の方が高くついちゃった(1000円)。今日、届けば、石原「45回転の男」剛一郎くんに会うので、鑑定してもらおう。
神保町へ移動し、おそるおそる「いもや」へ。ありがたい、例のイヤな野郎は厨房にいない。心置きなく、コスパ良の天ぷら定食を食う。ヨーロッパ系外国人カップルがいた。こちらも久々、「ギンレイ」で、最終日の2本を観る。「オデッセイ」と「白鯨との闘い」。「サバイバル」が共通するテーマ。火星と海の違いあれど、一種の「孤島」ものと言えなくもない。後者(ロン・ハワード)は、人間ドラマをいくつもくっつけたおかげで、主題が弱まった。もっと「白鯨との闘い」に徹してほしかった。白鯨の出るシーンは文句なし。前者はその点、火星での闘いに徹して、リドリー・スコットが本領を発揮する。しかし、最後、宇宙空間でのマット・デイモンの宇宙船収容シーンは、ほとんどギャグであった。
帰宅すると、到着した郵便のなかに、おっ!と声が挙がったものが。O氏から東理夫『ルート66』を贈られたのだ。当ブログで探していると、書いたのを見て、送ってくださったのだ。「同じ本が3冊あったので」と、こちらの負担を軽くする文面あり。探している本を、いただいたことより、その心遣いがありがたい。
アド街「竹ノ塚」を見ていたら、昭和の古民家、平田家が縁側カフェとして開放されているという話があった。ひょっとして、20数年前、「自由時間」で取材させてもらった家ではないだろうか。宏大な屋敷林があり、子どもたちに開放している、というネタであった。グーグルマップで、ストリートビューを見ると、自信はないが、ここだと思う。ただし、庭はもっと広かったような。今度、出かけてみよう。どこかに記事が残っているはずだが。
8・11ディラン・セカンド、予約好調らしく、どんな感じかと善行宅に電話。すると、愛娘Rちゃんが電話に出て、ひさしぶりに話す。「お父さんに代わって」と言うと、「はい」と返事して、「(お父さん)ほんとは腰痛くないのに、痛いふりしてるから、面白くない,と言ってやってください」と笑わせる。こういう手法、善行ゆずりだなあ、と大笑いする。善行によると、すでに予約、余裕ありのキャパを越えつつあるという。ありがたい。
五反田即売会「赤いドリル」さんから買ったシングル盤一括、届いたが、100枚どころではない。180枚ぐらいあった。洋楽の日本盤、サントラ盤が多い。一枚いちまい選んで買っていたら、とても買わないものがたくさんあって、逆におもしろい。