昨日、「サンデー毎日」著者インタビューの仕事で、『テロルの伝説』陣野俊史さんに取材。サンデー書評欄の前々任担当者の時代に、同欄執筆者が集まり、何度かお酒を飲んだ。だから陣野さんとは、それ以来、6、7年ぶりか。その前、神保町通過の際、「喫茶去(きっさこ)」に寄ってみる。以前、もっと神保町交差点近くの路地にあったが、そのまま水道橋側に少し移動したようだ。女性が店番していて、でかいスピーカー前に陣取って、おいしいコーヒー(三種)600円を飲む。しかし、昼間は音を小さくしているとのことで、ジャズ喫茶へ来ているという感じがしない。落ち着いたいい店だが。
車中で、ずっと原ひろ子『極北のインディアン』中公文庫を楽しく読んでいた。1960年代、アメリカに留学していた著者が、二度にわたり、もう北極圏に近いカナダ極北に住むヘヤー・インディアンを調査した記録。若い女性の冒険譚の趣きもあり、すらすら読める。ほとんど古代に近い生活をしていたインディアンが、1920年代、狩猟による毛皮で、商人との交渉が始まり、生活が変わる。教育、毛のスーツなど西欧の文化風俗、そして飲酒。

いよいよ迫ってまいりました。どうしようか、とお迷いの方、ぜひお出かけ下さい。まだ空きありますので。梅雨空をパーッと晴れやかにしてくれるような、
透明感のある歌声と世界が待っております。打ち上げも楽しみ。ぜひぜひ。
◆7月1日(金)国立 GALLERY BIBLIO (042-511-4368)

「第8回 中川フォークジャンボリー

出演:歌とおしゃべり:○中川五郎 聞き手:○岡崎武志 ゲスト:○小野一穂

開場:18:30 / 開演:19:00
木戸銭:2500円
住所:東京都国立市 中 1-10-38