ヨムヨム、カクカクで、余裕ない日々。「サンデー毎日」5本書評と、三波美夕紀インタビューを送る。届いた「古通」今月号連載は、千駄木オールドスクール」ほか、一箱古本市で出会った人たち。次号の連載にも着手。門司港「佐藤書店」と、中央市場にできた「シマネコブックストア」。同じ中央市場の「らるしびすと」は開いてなかったのだ。戦後の闇市から派生した中央市場は完膚無きシャッター商店街であった。
男たちの旅路」「廃車置場」は、柴俊夫登場の回。仕事を選びたいという鮫島(柴)を、認めたいとする吉岡。仲間との軋轢を生み、しばらく郊外での仕事をさせるため、陽平(水谷豊)とペアで、とある研究所の夜間警備につく。近くに女子寮があり、夜勤帰りの若い女性が襲われる。2人が詰める研究所だが、外を歩いているとき「砧一丁目13」という表示が見える。調べると、ここに隣接してNHK技術研究所がある。ここがロケで使われた。話が話なだけに、一般の企業をロケで借りるというわけにはいかなかったのだろう。停職処分を受けた鮫島と陽平が、犯人を見つけるため張込むのが、京王線「布田」駅付近。草色の京王線車両と弧を描くホームが映る。当時、まだ地上駅であった(2012年地下に)。犯人をぐうぜん見つける、踏切り近くのそば屋の外観は「一富士」。これも今はないようだ。犯人役の土師孝也は検索すると「獅子の時代」「ふぞろいの林檎たち」と山田作品に出ている。この回の名台詞は吉岡の「仕事からはみ出せ!」。
そのほかファンのサイトを覗いていたら、シリーズ中屈指の名作と言われる「車輪の一歩」で、ラスト、車椅子の斎藤とも子がいるのは豪徳寺の駅の階段だという。