昨日はいちにち外出。まず昼、毎日新聞社(竹橋へは久しぶり)で、小学校の級友Mと待ち合わせ、食事、お茶しながら、思う存分「枚方」話。欠けたピースを埋め合うように記憶を絞り出す。そしてぼくが調べた新しい知見。Mについて知らなかったことも幾つか。
このあと神保町へ踊り出て、パトロールしていると、澤口駅前200円均一棚に「ひらかた(枚方)散歩」の文字見つける。「何とな! 何としよう」おお、枚方新聞社発行の枚方本だ。やっぱり脳に焼き付くと、向こうから文字が飛び込んでくる。ガバリと抜き出し、あわてて買う。タテキンでも小買い、あむーるは、もう長らく不調。それでも粘る自分に嫌気がさしてくる。気を変え、水道橋方面へ歩をすすめ、あれは有文堂か、壁に廉価本が並ぶことに今回、初めて気づいた。青いトタンの屋根。万引き多いらしく、やたら貼り紙がある。「困ってしまってニャンニャンニャニャン、ワンワンワワン」などと書かれて、可愛い。
「サン毎」で二週間分の本選び。九段下から神楽坂へ。秋から月1、全3回の、新潮の文化講座(カルチャーセンターのようなもの)を受け持つことになり打ち合わせ。担当のMさん、もと書籍編集者で、ぼくが「森本毅郎スタンバイ!」に出演していた頃、「何度か岡崎さんにぼくの作った本を紹介していただきました」と言う。目黒さん、荒川さんも降り、スタンバイから本の情報が減り、淋しいという。秋、月1で神楽坂へ通うことになる。
車中の読書は、タテキンで買った「日本の名随筆『友』」の巻。これまで、何度か読んでいる佐藤春夫「好き友」はすばらしい名文。
帰り、「ささま」「盛林堂」へ寄り、小野くんと古本屋ばなし。
帰宅すると「赤旗」から、次回「試写室」のDVDが届いていて、その締め切りは翌日、つまり今日なり。さあ、やろう。