昨夜は新生コクテイルから帰還、そのまま眠ったので、今朝は早起き。新生コクテイルはほぼ、そのままであった。古本酒場健在である。二階が整備、あと昼間にコーヒーを飲ませるカフェとしての体裁が整えられていた。明日から(つまり今日から)関西古本屋ツアーへ行くという古ツアさん、盛林堂夫妻、そして半ば強引に七七舎さんを呼び出して、飲み語る。もちろん17日「コクテイル」での、古本屋写真集蔵出しトークの下見、打ち合わせも兼ねている(みなさん、来てくださいね)。「七七舎」2号店は、4月中になんとかオープンするという。口開けに客として来ていたカメラマンのS夫妻とも久しぶり。
なんとか、時事通信書評『日本語を作った男』を書きあげ、送付。あちこちにコクテイルイベントの告知をメールで。告知ってばかりいるな。受けとる方もうんざりか。すいません。来週は17日にコクテイル「古本屋写真集」、21日ビブリオで「中川フォーク」(これはすでに予約満席)、22日が東京堂で、牧野伊三夫さんと『ここが私の東京』出版記念トークと、3本ある。やりすぎ、かもしれない。
今日は風が妙に冷たかったですねえ。録画した岩井俊二四月物語」を、これは三度目ぐらいか、見ていると、ちょうど国立を舞台に、桜の開花から散る季節が描き込まれている。松たか子は、完璧な美女というのではなく、一割五分ぐらい、ブスが入っている。崩れがある、というか、そこがいいんですね。たいへん可愛い。そして、時にはっとするほど美しい。新しく住み始めた町を自転車で走る場面があるが、これはぼくも何度か記憶がある。失われた悦びだ。そうして国立の風景を見ていたら、国立「ビブリオ」の十松くんから電話があったので驚いた。映画の話をすると、「みなさんに、国立が映ってるから、見たほうがいいよと言われているんですが、じつは見てないんです」と言う。国立っ子の十松くんが、何とな! 「見た方がいいよ」とぼくも言う。「雲遊天下」に依頼され「私の原点」という文章を書く。