「他力本願」の続きですが、ウィキペディアによれば、「他力」とは他人の力をあてにすることではなく阿弥陀如来の力を現す言葉であり、「本願」とは人間の欲望を満たすような願いのことではなくあらゆる人々を仏に成らしめようとする願いのことである。
ね、まったく違う意味でしょう。でも、「他人の力をあてにする」という意味が流通しているし、ぼくもそう思っていた。井伏鱒二対談集をぐうぜん読み返していたら、井伏も誤用で使っている。もう仕方ないよね。
宮崎美子さん司会の本の情報番組「すずらん本屋堂」が今春で幕を閉じるとのこと。担当者からわざわざ連絡があった。ぼくはレギュラーというわけではなく、年に一度か二度呼んでもらうぐらいだったが、ていねいな対応に恐縮する。古ツア、ハルミン、ナリコ、喜国、北原各氏たちともご一緒し、いい思い出ばかりである。大阪の古本屋巡りにも番組で行ったなあ。これは見ていた人も多く、ときどきその話題が、人と話していて出ることもある。「山口書店」へも行ったなあ。まだ御店主がお元気だった。
車が買い替えの時期で、すべて妻にまかせているのだが、「軽」にするか、といま話し合っている。経済的にはその方がいい。どうせ、近所を乗り回すだけだから。