終日、原稿と格闘。ちゃんと仕事をしているところを、見せておかないと(誰に言ってるのか)。忘れた頃に原稿依頼のある、ありがたい「週刊現代」は白石雅彦『「ウルトラQ」の誕生』の書評を送付。教育誌コラムは「レインマン」からトム・クルーズのセリフを引く。角田光代『坂の途中の家』を半分くらい読んだが、緻密な心理描写にぐいぐい惹き込まれる。子を持つ母親はこんなことを考えているのか。平凡な夫婦、家族に潜む、網の目のような誤解や悪意。怖い,怖い。優れた作家しか持ち得ぬ「眼」が、どんな小さな影も照らすのだ。今日中に読了しないと。
3月中のこと、イベント含め、あれこれすでに動き出している。今週はとりあえず目前の原稿に集中すべし。告知、告知で気が引ける月になりそうだ。今月後半の「ギンレイ」は、「人生スイッチ」「さよなら、人類」で、どちらも奇妙な味のコメディのようだ。見逃せない。先週見た「マイ・インターン」も、ぼく好みの後味いいコメディで、ロバート・デ・ニーロアン・ハサウェイの主演。