昼、自転車で国分寺。ふたたびオープンしたばかりの「七七舎」へ。店主の北村くんがいた。店名ロゴ入りの洒落たエプロンをしている。オープンまでのいろんな話を聞く。近くにもう一軒、準備中というので、連れていってもらう。「聖晏文庫」のあったところなり。通路にまだ未整理の本が積んであるが、その気になれば、数日でオープンできるだろう。一挙に二店舗オープンというのがすごい。ほか、ここに書けないおもしろい話いろいろ。近々行く買取りに、助手として同行させてもらうことになった。わくわくする。
国分寺の洋食屋としては老舗の「フジランチ」でハンバーグランチ。狭い厨房に三人、もくもくと働く姿を見るのはいい。客もひっきりなしに出入りする人気店だ。ライスの量が並みで大盛りなので、「小」を頼んだ方がいいと知る。帰り、ふたたび「七七舎」で本を見て、「ジャズライフ」の浅川マキ特集号を300円で買う。「夏の悶絶JAZZ生活 京都編」というページがおもしろい。1995年当時でも、まだ京都にジャズ喫茶がたくさんあったんだ。一貫して健在の「YAMATOYA」は頼もしい。その店主・熊代さんが、1970年代に客の80%が学生だったが、今は20%ぐらい、と書いている。そこからまた20年後、もっとその率は減っているだろう。70年代の80%のなかに、ぼくもいた。
「古書通信」最新号(2月号)連載は、松本「想雲堂」、上越高田の映画館「世界館」と「耕文堂」について書いています。新規開店古本屋アンケートのページで、酒田市に蔵のような金庫に古本を置いた喫茶店「金庫書堂」が出来たことを知る。これ、行きたいですねえ。富山市総曲輪の「デフォー子どもの本の古本屋」は、児童書や絵本のみ扱う、店売りの古本屋。広島マツダスタジアムから一キロの「あとひとり」は、古本カフェのようだ。町屋「てつがく」は、いちおう店売りもしているようだが、どうだろう。行けば本が見られるかな。