「中川ふぉーく・ジャンボリー」に来場してくださったシンガー・ソングライター蓮沼ラビィさん、そうかこんな歌をうたわれるのかとユーチューブでチェック。さっそくCD「家でテレビを観ているよりも」をアマゾンで注文する。たのしみ。
国分寺、「ら・ぶかにすと」後に居抜きでオープンした「七七舎」、よかった。本日うかがうつもり。店主の北村誠さんは、もと荻窪「岩森書店」で店員をされていた。「アミューズ」だったろうか、雑誌の取材で最初にうかがったとき、北村さんが座っていて、ぼくはてっきり彼が岩森さん(二代目か三代目)かと思ったのだった。その後、北村さんが店を辞めてから、あちこちで顔を合わすようになって、ようやくちゃんと知り合ったのだった。国分寺駅周辺が、「まどそら」「雲波」「七七舎」と急ににぎやかになってきた。駅前再開発まで、がんばってほしい。
「浅川マキの夜」の寺本発言で一つ思い出した。浅川マキは家出するみたいに北陸の漁村から東京へ出てきた。いちばん初めに行ったのが有楽町だった、という。意外。新宿という気がしていたからだ。寺本さん曰く、マキが東京で知っている町の一つが「有楽町」。「幸(せ)」が「有(る)」町、ということで、東京へ行くなら、まずこの町、と思っていたそうだ。まだ10代終わりの浅川マキ。1968年頃か。ほろりとさせられる話である。
昨日は、高円寺でjpic主催の古本ツアーのガイド役を務める。みなさん「読書アドバイザー講座」でぼくの講義を聴いてくれた人たち。女性8+男性1という構成。わきあいあいと、高円寺の解説をしながら「藍書店」、こうしん通りを「ここがかつて豆腐屋さんで、「北の国から」で純くんが裕木奈江を妊娠させ、その父親(菅原文太)の店として設定されて、五郎(田中邦衛)がカボチャを持って謝りに来るシーンに登場した」などとガイドしつつ「サンカクヤマ」へ。
みなさん、楽し気に本を選ぶ姿が微笑ましく、ぼくも初心に返ったよう。そのまま、あづま通りジャズ喫茶「ナジャ」で、それぞれ買った本を披露してぼくが寸評する。とても仕事とはいえないような仕事だが、毎回こちらも楽しい。「ナジャ」のママさん、ぼくのこと、何となく覚えてくださったみたいで、「前に何度か?」と。西部古書会館から近いのだし、これからはちょくちょく寄ろう。