okatake2016-02-05

地震で眼ざめ、朝食とりながら、BS「新日本紀行」再放送「近代建築」を見る。前川國男弘前の関係に瞠目する。ゆりかごから墓場まで弘前市民は前川國男の建築のお世話になっている。これは行きたい。次の「大人の休日」で行くか。こんな便利なサイトを見つける。http://tripplanner.jp/plan/f574e9f8e833d7b3fa1ad345cf506899
昨日はサン毎原稿を送付(イチオシは平野太呂『ボクと先輩』晶文社)。晶文社で平野、と来れば、もしかしてと思ったら、やっぱり平野甲賀の子息であった。
夕方、高円寺へ。「ブック&A」展初日を散策。文庫2冊と、1957年『若い日の自由日記』未使用を買う。河出から出た小ぶりの日記で、編者に瀬沼茂樹串田孫一が名を連ねる。巻末の付録、資料部分がおもしろい。著名人の住所と電話が書いてある。
夜は3月いっぱいで一旦閉める「コクテイル」で、扶桑社Tさんと、画家の牧野伊佐夫さんと4月刊行予定の本の打ち合わせ。といっても、ほとんど飲んでいましたが。狩野くんと少し話したが、新生「コクテイル」は、むしろ古本を増やす方向で作るとのこと。店の場所と作りはそのまま、です。3月、コクテイルで何らかのイベントをやらせてくれと頼む。
じゅうぶんガソリンが入ったところで、そこからすぐのビルの通路奥のさらに地下という牧野さん常連のバーで締める。痩身、快活な老女が一人で切り盛りする、LPレコードが大量にあるバー。この地で40年以上営業しているという。知らなかった。同じ高円寺のおばあさんバー「テル」を思い出し、その名を告げると、「名前は聞いたことあります。行ったことはないけどね」とおっしゃる。
4月に扶桑社から出る『ここが私の東京 上京する文學2』は、牧野さんが張り切ってくださって、本文組みも含め、「いいものにしましょう」と言ってくださる。「いいもの」になりそうな気がしてきた。
さあ、今夜は「中川フォーク・ジャンボリー6」だ。浅川マキの夜、と銘打ったら、すぐ満席となり、いま予約待ちの盛況。