暦の上ではもう春なのに まだまだ寒い日が続く(「暦の上では」)
昨日は懸案事項を片付けつつ、午後外出。竹橋パレスビル(久しぶり)「アラスカ」でペギー葉山さん取材。私の母より一歳上。芸能生活60年以上のキャリアが、体に染み通っていて、出てくる話がみなおもしろい。全部は原稿に生かせないが、自分の中に取っておこう。車中、ユーチューブで1980年八王子での吉田拓郎ライブ音源を聞きながら、リー・バーグ『ネオン・レイン』を読む。情景、風景描写がすばらしい。本棚を見ると、ロビショーシリーズが文庫で8冊揃っている。今年の再読の楽しみになった。
帰り「ささま」へ寄る。三冊買う。1976年『スーパー ロック・ギタリスト』(シンコー・ミュージック)は、ほとんど洋楽のギタリストの紹介にあてられているが、最後に少し、日本のギタリストも。日高富明の名前も。「ガロ」のトミーだ。「ガロ」の前身「ミルク」のボーカルは松崎しげる。マネージャーは宇崎竜童であった。日高は1986年にビルからの転落により死去。自殺とも報じられたが、謎が残るという。
ゲラを三束抱えていて、一束は書評用に読むためののゲラ。ほかの二束が自著だ。昂揚するとともに、重荷にもなる。ふんばりどころだ。
夕食後家内と買い物。バーゲンでセーターを3着買う。「オトパラ!」で最後、写真を撮られるのだが、いつも同じでは格好が悪い。セーターは何着もあるのだが、どこに紛れ込んだか。箪笥の前にも本が積み上げられ、デッドストックと化している。
2月27日(土)三鷹市「星のホール」で、出久根達郎さんによる「太宰治とその周辺」と題した講演がある。これは行きたい。入場は無料。先着200人。午後1時より整理券が配られる。「上々堂」からも近い。整理券を確保して、「上々堂」へ寄って、自分の棚を整理したい。石丸くんが毎回、古本買取りに関する、守秘義務を果たした上でのおもしろい話を聞かせてくれる。