okatake2015-12-14

奥歯にかぶせたあったブリッジ冠が取れ、歯医者へ。終わったらぐったりしている。つまり、力が入っているのですね。どこまで臆病なんだ。
昨日は、午前中、「日曜美術館」でカマキン(鎌倉近代美術館)閉館についてやっていた。近々行かないと。午後、小雨のなか、はけ美術館へ「串田孫一展」を見に。絵本の原画、さっとラフに描いた挿絵とか、絵だけでも串田孫一はいいなあ。館内を独占。帰り、「ナカムラ文具」という、デッドストック文具を売る店を見つけ入る。プレミア値をつけているというわけではなく、買いやすい。給料袋と小さなスケッチブックを買う。父上の代に、もっと駅寄りで文具店を開いていたとか。閉店する文具店のデッドストックを買い付けて回っているとか。いるだけで楽しい空間だ。和田誠イラストの堺正章「きみのは太い」販促グッズがあり、写真を撮らせてもらう。これ、欲しい。
西荻へ寄り、「にわとり文庫」へ。ひょっとして「サイクル野郎」があるかと思ったがない。いま、古い文具を見たばかりの目で、紙ものをなめまわし、3000円強買ってしまう。傑作はこれ(写真)。
盛林堂で二冊買い、音羽館で中山久民『日本歌謡ポップス史最後の証言』を1700円で。こんなの、出てたの,知らなかったなあ。広瀬くんと「赤レンガ」で近況のやりとり。「赤レンガ」、近々店を閉められるとか。広瀬くん「岡崎さん、そのあと、やりませんか?」と言う。いいなあ、喫茶店のマスターというのも。壁際に古本を置いて、店内で古いフォークソングとジャズをかけて、としばし妄想する。カレーとナポリタン、サンドウィッチぐらいなら、なんとか出せるだろう。
書窓会で買った、古い個人のアルバム。戦前、南方へ赴任した日本人のもの。写り込んだ情報から、フィリピンだとわかる。日本での写真も。「程ケ谷千匹屋農園(正しくは「保土ヶ谷千疋屋農園」だろう)、「辻堂」駅、ほかビルや航空機、競馬風景など都市、風俗が写っているのが貴重。