昨日は晴天。河出文庫に入る、織田作之助五代友厚』(いま朝ドラ「あさが来た」で話題沸騰中?)の解説を依頼され、といっても5枚なのだが準備は同じで、図書館を回り、オダサク関連書を借りる。
あっというまに夕暮れになり、国立「ビブリオ」へ。第五回中川フォーク・ジャンボリー(ゲスト村上律さん)を無事終える。年末イベント5分の3が済んだ。今年、このイベントを始めたのが、ぼくにとっては大きな収穫となった。しかし、もともとこの時期の集客は難しい(忘年会や年末の追い込み)。予約が少なく、客席は淋しく、お二人へのギャラの支払いも申しわけないようなことになった(胃が縮まる思いだ)。プロデューサーとしては忸怩たる思い。それでも少人数の打ち上げは、さまざまな話題が出て楽しかった。ようこさん、じゅんこさんの明るい笑い声に救われる。みさきたまえさんは名古屋から来られて、深夜バスで帰還するという。上京すると、歌舞伎など見られるとのこと。全方位の関心を行動に移される方。同い年だというが、パワーが違う。パワー切れのぼくは、なんだかあれこれ思案し、裏方でバタバタするなど疲れた。五郎さんの体調も考え、打ち上げを早くすませ、帰宅して「ドキュメント72時間」を見る。定点観測の舞台が神保町なのだ。NHK好みのワケあり人が次々登場。コミガレにけっこうカメラが張り付き(そういえば、そのときぼくもいた)、魚雷くんがチラ、チラと何度か画面に映り込んでいた。
今朝の朝刊(朝日)多摩版のみかと思うが、小さなバス旅シリーズ「次、とまります」で、箱根ケ崎駅「けやき館」が紹介されていた。大瀧詠一死去のあと、同館で特別展が開かれ、反響と入場者が多く、いまだに続いている(来年1月24日まで)。立川駅北口からバス(立12-1)で一時間近くかかる。運賃は520円。電車だと40分ほどで320円。それでも、このバス、乗りたくなった。
「book5」が今年の回顧アンケート大特集をやっていて楽しい。ぼくは依頼が来て、すぐ返信したので、前の方に掲載されています。千円の図書券が同封されていた。えらいなあ。どう考えてもこの手のアンケートは無料(掲載誌を送って終わり)ということが多く、70名以上の回答者へ支払いが大変だったと思う。
ネットで古書価がつく「股旅堂」古書目録もいただきました。これからじっくり点検。