昨日は午前が雨、しかも冷たい雨だ。しおらしく仕事。「サン毎」10本をどうにか送付。連載の終わった「ビッグイシュー」から、年末年始に読む本6冊ガイドを頼まれ、着手。ロバート・B・パーカー『初秋』、山田太一『夕暮れの時間に』、永瀬清子『短章集』、永井龍男『青梅雨』などを選び出す。選べばあとは早い。
午後、盛林堂・小野くんが、車で土曜日の古本市の荷物を取りに来てくれる。段ボール10箱を載せ、一緒に西荻へ。車中、古本屋になるまでの小野くんについて、あれこれ聞く。へえ、そうだったのという意外な話が次々飛び出す。スキューバのインストラクターの資格を持ち、沖縄にずっと行ってたとか。獣医大卒、とか。
人に歴史あり、だ。
銀盛会館に搬入した時は、もう日はとっぷり暮れていた。箱から本を出し、一箱古本市用についている値札からバンバン値下げしていく。半額以下にしたものもある。しかし、200冊ぐらいしたところで、疲れてしまった。すぐ目の前のセブンイレブンでコロッケとコーヒーを買ってきて休憩。あとは当日まわし。家に帰ると、サン毎から書評用の本、これが最後の「EN-TAXI」が届いていた。福田和也坪内祐三重松清リリー・フランキー柳美里と、歴代編集同人が合い揃った座談会は壮観。対談、座談会、インタビュー、コラムが生き生きとおもしろい雑誌だった。12年は、正直、よく続いたなあと思う。その最後に参加させてもらって、うれしかった。ぼくの連載「ここが私の東京 続・上京する文學」9回は、「川を二本越えたら自分に戻る 八王子ーー松任谷由実」だ。いつも牧野伊三夫さんがつけてくれる挿画を楽しみにしているが、今回、タイトルに付いた絵を見て、そうか、そう来ましたかとうなる。
以下が年内のイベント。まだそれぞれ残席あり、です。早く「満席です。ありがとうございました」と打ちたいが、みなさん、いちばん忙しい時期ですものね。無理は言えません。
11月28日(土)西荻・銀盛会館が古ツアさんとの古本市&トーク
12月4日(金)19時から国立・ビブリオで、第五回「中川フォーク・ジャンボリー ゲスト・村上律」。これは忘年会も兼ねております。
岡崎武志企画中川フォークジャンボリー 第5回「クリスマスと南京豆の夜」
会場: 国立 ギャラリービブリオ 12月4日(金)18時30分開場/19時開演 木戸銭  2500円 ゲスト 村上律 予約はhttps://t.co/I7Ad6pbsdE
12月10日(木)19時から高円寺・コクテイルで、これも第五回「トリオ・ザ・ポエムズ」クリスマストーク&ライブ。
開場18:30 開演19:00〜 チャージ:2000円 《会場》高円寺:古本酒場・コクテイル
《要ご予約》 コクテイル(Tel)03-3310-8130 (営業時間 18:00-24:00 定休:火曜、第2・4月曜)
じつは、もう一つ、ずっと続いている集まりがあって、これが12日で本年の締めくくりとなるか。いささか、告知疲れして(チラシが配布した枚数に比して、あまり効果のないことがよくわかった)、伸びたゴムみたいな気分だ。みなさんも、うんざりされているかもしれない。お許しください。じつはちょっと反省しています。