締め切り一日遅れで、「サン毎」10本書評を送付。「いちおし」は、細見和之石原吉郎中央公論新社。400字でこの労作を紹介するのは失礼な話だが、すいませんとあやまっておく。いつも締め切りを忘れる、年に数回の匿名コラムをどうにか仕上げ、送付。600字強の短いコラムなので、いつも圧縮、削除に苦労する。しかし、そのため副詞や、余計な飾りがどんどんなくなり、かえって文章が引き締まる効果がある(はず)。まったく、これだけやってきても、文章では毎回、必ず苦労するのだ。あたりまえか。
昼前外出。「愛書会」「コミガレ」「タテキン」など、ことごとく不漁で、茫然と神保町にたたずむ。「サン毎」で本選び。今月中旬には、毎日新聞出版部が、竹橋のパレスサイドビルを離れ、独立して、近くのビルに移る由。カンカンと階段を上がって、魚雷くんの顔を見に行く、なんてことももうできなくなる。
突然の大雨を地下鉄移動でやり過ごし、ちょっと荻窪「ささま」へ。店頭で二冊。どうにか息をつく。
帰宅すると、夏葉社から、こないだ事務所で録音した歌3曲が、CDに録音され、送られてきた。これが記念すべき、我が、初CDとなる。最初が「夕べの雲」。自作自演ながら、ちょっと感動してしまう。昨年9月、夏葉社まつりで、「夏葉社のうた」を作った勢いに乗じて、作詞作曲した。自分にまだ、そのような元気が残されているとは、思いもよらなかった。夏葉社効果、と言ってもいいだろう。
今年末、たぶんまた開かれる「コクテイル」トリオ・ザ・ポエムズのライブで、披露できると思う。これで今年を締めくくる目標ができた。
夕方、ぐらぐらしていた歯を歯医者で抜いた。どんどん自前の歯が少なくなっていく。いま「はいしゃ」と打ったら、「廃車」とまず出た。変換が皮肉な批評となっている。