昨日は、天気予報がはずれピーカン。夏の陽射しが戻った。夕方、都内某所で、「時間ですよ」ADをされていた方に取材をするため出向く。筑摩のA氏が同行してくれる。その前に、少し余裕をもって家を出て、代々木下車。代々木で降りたことなど、長い東京生活で、これまでに一、二度か。新宿からたった一つで、これほど駅前の表情が違う。狭いエリアに小さな飲食が倒れ込むように軒を連ねる。目の雨に教会がある。交番がある。高架、ガード、踏切りが交叉する異空間の光景がある。ドラマチックだなあ。
じつは、高田渡が青春期、中卒で共産党本部に隣接する「あかつき印刷」に植字工として勤めていて、対面にある本屋「美和書店」へよく本を買いに行っていた、と日記で知る。この印刷所と本屋が、建物は変わっただろうが、そのままの場所にちゃんとあることに感動する。それを確かめに行ったのだ。それぞれ写真に、と思ったら、「あかつき印刷」の前でカメラの電池切れ。どうしてこうなるの。もたもたカメラと格闘していると、警備していた制服に不審の目で見られる。あたふたと退散。いま気づいたが、代々木駅近くに、「傷だらけの天使」で使われた代々木会館(屋上のペントハウスショーケンが住む)が、まだ残っているようなのだ。しまった。
このあたり、区分では渋谷か。なるほど、明治神宮がもうすぐそば、だ。私が愛用する地図にはないが、今、近くに副都心線北参道」駅があり、こちらも使える。また、来なくては。
夕方、ビアレストランで取材、A氏とそのまま四ツ谷に流れ、居酒屋で打ち合わせ。おやじの楽園だ。
今日は、朝、一本手紙を書いて、あとはいちにち仕事をします。本当です。約束します(って、誰に?)。