小雨。昨夜というか日付では今日になるか深夜、NHKEテレで「むちむち」という30分番組再放送を見る。渋谷を歩いている「無知」な女子高生に、ムチうつ取材を命じるという企画。これがおもしろかった。二人ずつ二組。一組は「普天間基地」へ。沖縄で戦争があったこと、現在米軍基地を抱えていることさえ知らない二人が、現地でどんどん厳しい現実に突きつけられていく。それをまんま撮る。基地のフェンスに「米国」とあるのを、「よねくに?」と読むなど、暴走気味の波乱で始まる。「べいこく」と読む方が楽、な気もするが。
もう一組は四国「お遍路」。最初「ヘンロ」だから、「ハロー! ハワイ」と思っていたなど、好調な出だし。最後、お接待までして、みんなに「えらいね、えらいね」とばかり、四国に入ってから言われていたことが、すごく気になったと少し涙ぐみながらコメントしていたのが印象的。あきらかにバカっぽいのだが、打てば響くだけの内実を彼女たちは持っている。まあ、当り前の話だが。
日曜午後、お決まりの国立さんぽ。「ブ」と「ド」でまったりして、帰ろうと思ったら、西友前で日本のボブ・グリーン上原隆さんにばったり。ずいぶんおひさしぶり。なんでも句会に行く途中だという。まだ時間があるというのでお茶に誘って歓談。上原さんと別れ、少し雨が降ってきたので、めったに入らない「nonowa」ペーパーウォールで時間つぶし。文庫棚に庄野潤三講談社文芸文庫が揃っているのにびっくりする。