今日は前夜からずっと雨。おかげで少し涼しい。
昨日は思い立って、東武東上線「下赤塚」へ。板橋区立美術館「国際絵本原画展」最終日を見るついでに、もう締め切り間際の「古通」取材のため、「司書房」を訪れる。ご店主におもしろい話がいろいろ聞けた。原稿は帰宅後、すぐ書く。鵜飼いの鵜だね、まったく。これは「古通」の来月号をお楽しみに。
今朝はホットコーヒーを入れて飲んだ。田中小実昌のことをいろいろ調べている。行き当たりばったりの仕事ぶりで、すぐ崖っぷちに立ってしまう。これは性格によるもので、一生治らないのか。
三橋一夫(音楽評論家のほうの)『ウォッチング・ザ・ニューミュージック』を読んでいると、中津川フォークジャンボリーに、各地から駆けつけた若者の姿が報告されている。リヤカーに鍋釜ぶちこんで東京から歩いてきた奴とか、無銭旅行でたどりつき、入場券が買えなくて、鉄条網をくぐりぬけ入場したとか、こういう話が大好きだ。若き日のぼくに、こういう無鉄砲な冒険心というか熱情がなかった。まことにつまらない。