朝、玉川上水さんぽ。昨日は、西荻「盛林堂」補充、高円寺「均一祭」、ええいついでだ神田「新宿展」と古本めぐり。「均一祭」で、1967年同志社女子大の学校案内パンフ、1982年のパリ旅行をつづった直筆「白い本」などを買う。日曜の神保町、観光客らしき人を含め、けっこう人出がある。しかし、古書店は軒並みシャッターを閉めている。もったいないなあ。月曜を休みにして、日曜を開けたらどうでしょうか。
ひさしぶり「オトパラ!」の出演を無事終え、帰り「コクテイル」へと思っていたが、疲れてそのまま帰宅。アマゾンで注文したdvd「レディ・ジョーカー」が届いていた。さっそく見る。原作の新潮文庫版は「中」まで読了。映画の感想は、ううむ、というものだった。あれだけ描き込んだ3分冊の長編を2時間で描くのは、もともと難題である。なんだか2時間ドラマか、ダイジェストを見ている気分であった。なぜ、刑事を含む5人が、大手ビール会社社長を誘拐し、ビールを人質に、あっさり社長を解放する、その動機と経緯が、あれではわからないだろうと思う。主役格の犯人グループのリーダーが渡哲也、というのも、ちょっとかっこ良過ぎる。原作では片目を失明した冴えない男として描かれている。合田を徳重聡(初めて見た)というのも、渡、石原プロのからみだろうが、ちょっとあんまりじゃないか。あれなら、ゆすり屋として出ていた松重豊の方がよかった。映画では端折ったところが、原作の良さである。