昨日、原稿をどうにか二本書いて、午後に外出。『レディ・ジョーカー』も「下」巻に突入。小説の記述と、地図を照らし合わせ、舞台となった蒲田から京急空港線で「大鳥居」駅下車、羽田から萩中周辺を歩く。大鳥居もチェック。もっと巨大なものを想像していた。川沿いの突堤で憩う老人たち。その遥か向こうに空港が見える。映画で産業道路高架下に重要な場所となる「物井薬局」が登場するが、そのロケとして使われた薬局も特定できる。よほど、中へ入ってドリンク剤でも買おうと思うが、まあやめておく。萩中公園へも行く。この向こうに半田のアパートがある、という設定。当然のことながら、高村はこのあたり、かなり歩き回り詳しく取材したようだ。想像だが、物井の家を薬局としたのも、ロケとして使われた薬局を見て、そう決めたのではないか。ぼくがそう思う根拠は、現地へ行ってみればわかる。いま営業中の店で迷惑がかかるといけないので、これ以上は書かない。しかし、映画を見た者なら、行けばすぐ、わかるはずだ。
汗ぐっしょりでバスで蒲田駅へ。夜は新橋で、高校時代の友人(ダブルN)と呑み、小さい方のNの行きつけのカラオケスナックで呑み歌う。高校時代の思い出とバカ話に興じる一夜であった。