早起き。玉川上水を一時間強さんぽ。紫陽花をあちこちで見る。またセブンイレブンで買い物してしまった。寄らずにそのまま家に帰ることができないのだ。
昨日、古本屋トークで、「三暁堂」さんの「切り抜き」話で、「切り抜き」という手法が衆知されているという前提で進行していて、それがこの日来たお客さんに伝わっていないようなので「切り抜きについて説明を」とおせっかいにも、一番前にいたから質問をはさむ。悪いクセだ。
いや、じつは「切り抜き」について、ぼくは熟知しているのだ。ぼくらの仲間に、「キリヌキスト」と名付けられた、もう7、8年も前に、いち早くこのスタイルを始めた男がいて、よく話を聞いていたのだ。「キリヌキスト」くんは、その後撤退。「三暁堂」さんは、さらに販売手法をシステマティックに構築し(従業員が2人いるという)、成功した。組合主催だから当り前だが、昨日登壇した四店主はいずれも組合員。「ノースブック」さんなんて、市場を使っていない、というから組合に加入する必要はない気もしたが、話を聞くと、同業者とのつながり、情報交換の場として活用されているとか。なるほど。
「海ねこ」さんが、目録販売について、自分が飽きないように、地味だけどおもしろくやっている、と発言したのが印象に残った。
あと「三暁堂」さんが、ネットをやっている以上、海外を相手にしないと意味がない、と言っていた。「明星」がフランスで高値で売れるんだそうだ。「ノース」さんは、上海へ買い付けに行くというし、いやはや、古本世界がグローバル化しております。