5月29日夜の「中川フォーク・ジャンボリー」の様子を、ビブリオのオーナー十松くんが、写真入りで報告してくれている。これ、貴重だなあ。
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ラス前の落ち穂拾いで、彩の国古本まつりに午後、再参戦。1974年3月号「guts」や、松下育男詩集など拾う。入口の50円均一で、『ミコのカロリーブック』を見つけ興奮、「昴」野呂邦暢遺稿収録号と、なかへ入って、講談社文芸文庫を一冊買って、一階フロアのレジに渡す時、『ミコ』に錯乱し、三冊とも50円で計算されたことに気づかず、最初150円と告げられたが、まだ気づかず、言われたままの金額を払おうとすると、隣りにいたレジ担当の顔見知りの古書店主が「いちおう、値札を確認したほうがいいですよ」とコンビを組んだ同業者に告げ、そこで、やっと三冊のうち一冊が200円だと気づく(50円均一は、地に派手なマジックの線が引かれ、一目瞭然のはずだが)。いや、ぼくは別にごまかすつもりではなかったのだが、変な空気が流れる。そこまで落ちぶれてはいない。ここで潔白を証明しておきたい。信じてください、ぼくは、200円の本を50円で買おうなどとは、これっぽっちも思っていない。(オカザキの野郎、汚い手を使いやがって)と思われたと思うと、8階本会場の窓から飛び降りたくなった。『ミコ』の衝撃で、ぼおっとなっていたのだ。私の読者なら、この気持ち、わかっていただけるだろう。これで、私を変えた一冊『ミコのカロリーブック』は、3冊所持することになった。可愛いやつだ、『ミコ』。10年ぐらいかけて、やっと3冊だから、困難な探究書であることはまちがいない。
彩の国古本まつりは明日(2日)まで。まだまだ拾いものがあると思いますよ。均一で買った本は分けて、「こちらは表の50円で買いました」と申告した方がいいかもしれない。