okatake2015-01-31

昨日の朝、起きたら雪だ。どんどん激しくなり、道を白くする。朝のニュース番組の天気予報では、渋谷あたりでは雨に変わっていたが、東京西郊はずっと雪。その雪のなかを出かけて行く。長い一日になる。
まずは五反田。前回はパスしたから、今回は行く。11時半頃か。用意スタート組の第一陣は去り、ゆっくり見る。それでも一階、二階とずいぶん買った。6000円近く買ったか。荷が重い。月の輪さんに、15年前ぐらいの「万歩書店」へ行った体験についてちょっと話を聞く。ぼくは月の輪さんに勧められて、万歩へ行こうと思ったのだ。
午後はサンデー。毎日新聞社が出版社を子会社化したニュースがあったが、編集部は何も変わりなし。さくさくと本を選ぶ。いい本が目について、選択(同一出版社がかぶらぬよう)が難しい。
3時から神保町の本の雑誌社へ。こんなところにあったのか。初見参、というより、そもそも宮里くんが本の雑誌社へ入るまでは、あらゆる意味で、ぼくと「本の雑誌」はまったく縁がなかった。この日は北原、とみざわ両氏に、司会の浜本氏を加え「万歩書店」座談会。えんえん、万歩の話をする男4人は壮観であった。自分が参加していながら、記事ができあがるのが楽しみ。また、万歩へ行きたくなった。
神田古書会館へも寄る。「かぴぱら」さんに挨拶。女子大生みたいな若い女性二人組が、ずいぶん長いこと、熱心に古本を見ていた。五反田でも見たし、西部古書会館展でも必ず見るスマホセ取りの女性がここにもいた。買っている本は、ぼくと抵触しない。
かなり疲れて、一階玄関前に上がると、西秋くんと追分コロニー夫人が談笑している。そこに加わって、しばらく古本業界の話を。追分コロニーの横にある「油屋」が、宿泊も受け付けるようになったとかで、ほんと、一度泊まりたいと思う。
雨が上がって高円寺へ移動。喫茶店で古ツアさんと打ち合わせ。春あたり、二人でちょっと考えていることがあり、その始動。そのまま古ツアさんとコクテイルへなだれこみ、新保「ミステリ界の生き字引」博久さんのちょっと遅い新年会に合流。門外漢のミステリについて、もとワセダミステリ研のOB連の濃い濃い話を拝聴する。
怒濤の一日を終え、最寄り駅からタクシーで帰還し、カバンを開けたら、底でどらやきがつぶれていた。そうか「本の雑誌社」で出してもらって、食べずに入れておいたのだった。おわり。