なぜか京都在住で、ソロなのに「世田谷ピンポンズ」と名乗るシンガーソングライターから、シングルCDを贈られた。二曲入り。なんと、どちらも作詞は、いまや話題騒然の又吉直樹さん。こいつはすげえや。500円。興味のある方は、setapon.boy.jpで検索ください。これから「セタポン」くんと縮めて呼んでもいいかな。
「自転車を漕いだ秋」「アナタが綴る世界」は、短編小説のようでもあり、秀逸なエッセイのようでもある。そこに字余りを波乗りで押し切るように、軽快な世田谷ピンポンズさんの歌唱とギターが加わる。
前者に「野良犬に噛ませた利き手 秋の暮れ」という一行があり、なんだか前衛俳句みたいだと思う。
それにしてもなんというコラボか。こういうことができる若さがうらやましい。それに、同封された手紙によれば、世田谷ピンポンズさんが、ぼくが昨年作った「夏葉社のうた」を歌ってくれるという。ほんとかしらん。うれしい。音源をどうやって手渡すか、またぴっぽさんにご相談だ。ギターを取り出して、ぼくも昔作った歌をうたってみる。ギターで歌うって楽しいなあ、下手だけど。
桃井かおり主演「ちょっとマイウェイ」懐かしい。そうか、オープニグタイトルのイラストは倉多江美だったのか。そういえば、倉多江美、どうしているんだろう。いま、高野悦子がもてはやされ、もちろん異議なしではあるが、かつて天才は倉多江美で、飛び抜けた存在だった。